市場価値を高める選択 職場環境にも自社開発と受託開発で違いあり!

職場環境にも自社開発と受託開発で違いあり!

自社開発エンジニアと受託開発エンジニアとでは、仕事内容だけでなく労働環境や条件についても違いが見られます。

まず厳しいスケジュールの中で勤務しなければならないのは、受託開発エンジニアだと思ってください。受託開発はクライアントのオファーを受けて仕事をするのですが、納期が短期間に設定される場合が少なくありません。
というのも営業担当がライバル企業に案件を持っていかれないようにするために、できるだけ安く早く納品できることをアピールするからです。納期が短いとどうしても長時間の残業を強いられたり、休日出勤しなければならなかったりとどうしても受託開発エンジニアにしわ寄せがきてしまいます。

一方自社開発エンジニアの場合、顧客がいるわけではないので納期は受託開発ほど厳しくはありません。あんまり厳しいスケジュールにしてしまうと、社員が辞めてしまう恐れもあるからです。
ただし自社開発でもできるだけ早く納品してほしいという本音はあります。開発に手間取っている間に、ほかの企業が似たようなシステムをリリースしてしまう恐れがあるからです。

待遇面で比較すると、受託開発エンジニアの方がメリットはあります。クライアントを抱えている企業であれば、安定して仕事を受注できる可能性が高いです。
一方自社開発の場合、作った製品が売れればいいですが売れなければ会社の利益はほとんどなくなってしまいます。利益が上がっていないとなかなか給料が上がらない、リストラのリスクが増えるなど懸念要素がいろいろと出てきます。しかし、ユーザーの声が直接届くため、それをサービスに反映してヒットを狙うことができます。またヒットすれば昇進や昇給につながるでしょう。大きな利益を得られる可能性があるのが、自社開発のメリットです。